煎餅の記録

Hey!Say!JUMP多め

JUMPing CAR(Hey!Say!JUMP)について①

出ました〜〜!!!

JUMPの4枚目のアルバム。またしても素晴らしい夏のアルバムの登場です。
前作smartと今回のJUMPing CAR、どちらもとにかくJUMPの音楽の幅を広げるアルバムですね。年齢的な成長もあるとは思いますが、20代前半の1年の成長って本当に貴重で尊いんだなぁ。

特に7メンバーの声がどんどんしっかりしている、というか大人の男性の声になっています。JUMPの声バランスが固まってきているなぁと感じます。
光、有岡、伊野尾くんはラップをさせると軽妙で良いよね。光くんの声のオールマイティさには舌を巻きます。演技力が声にまで反映されている。有岡くんの少年性と大人の色気を併せ持つ声、伊野尾くんの砂糖菓子のようにあそこまで甘い響きをもたらす声はそうそう無いし、裕翔、圭人、知念くんはどんどん芯が強くなってきて中央の柱に据えたくなる声になってきている。裕翔りんのロック色のある低音に寄ってきている声、圭人りんの澄んだ中音域、そして可愛さも残しつつ太さも増してきた知念さまの不思議な声。薮くんの声の艶はここぞというところで響かせたいし髙木くんの低音ボイスは高い声で歌わせると色艶やかにもなるしそのままではJUMPの声に深みを与えてくれる。
そして山田くんの歌唱力の向上、素晴らしいです。ヒロイン属性もヒーロー属性もある甘くて切ない響きの主人公の声。何という素晴らしい声バランスなのでしょう。

今回のJUMPing CARは、前作smartを足場にして更に飛躍したアルバム、という印象です。このアルバムは1枚通して聴ける、ではなく1枚通して聴くと面白い!上げ下げの抑揚が丁度良いのです。
そして、とてもスルメ曲が多いです。一巡目より2巡目の方が好きになるし聴けば聴くほど楽しい!!なのでたくさん聴き込んでいきたいです。

今回のアルバムはものすごくジャニオタホイホイなのでは、とふと思いました。様々な先輩グループの良さも踏襲しつつJUMPらしさを追求、個々のボーカル力も向上しているしアレンジもとても良い。
勿論、ジャニオタではない方が聴いても楽しめる多彩な内容だと思います。しかし特にジャニオタの心をくすぐる仕掛けが所々にあって胸が熱くなります。
まだあまり聴けていませんが現段階での感想を。まずは初回限定盤1から書きます。


01.Fantasist(Instrumental)
smartの時にもあったイントロダクションのインスト。
コンサートでやってくれてもいいけどCD聴いた人だけ聴けるというのも悪くないのかも知れないなぁ。前回もそんなことを書いた記憶が。これディズニーの曲だよと言われても納得のクォリティの高さです(ディズニーほど素晴らしいクォリティの音楽は無いと思うほどディズニー音楽が好き)。
目覚ましの音で始まって、電話のベル、工事音、車のエンジン音、鬱蒼とした森の中を子どもが不安を抱えながら抜けんとするような映像が浮かぶ。そして引き画でファンタジーの世界の壮大な景色、そしてその内部で慌ただしく動く生き物たちのコミカルな情景、そして映像は森の奥にぽやんと光る泉に辿り着いた場面…とか笑、映像が浮かぶ音楽って近寄って素晴らしいですよね。JUMPで映像作ってくれたら面白そう。JUMPそのものが素晴らしいファンタジー素材ですもの!


02.JUMPing CAR/F
車のエンジン音で始まるこの曲。まさにJUMPing CARに乗って出発!
夏のアッパーチューンきましたね!踊りたくなる曲。
表題作が最高のダンスチューンって素敵!真昼間の海でのパーティにも、夕暮れどきのムーディなパーティにも合いそう。ピアノが効いてて好き。
1番Aメロの
伊野尾:サンシェイドもCool
薮:海岸線をCruise
のゼクエンツ部分の声の甘→辛の対比が最高…ここで落ちました、わたし。こんなご機嫌サウンドによくぞこの色気を練りこんでくださった。
そして、2番の有岡くんのジャンプジャンプ!でマリオのジャンプ音入れたのも天才です。有岡くん×ファミコンの親和性よ…!
間奏の一瞬、Gに転調する瞬間もおしゃれで良い。


03.Walk/F♯→G(ラス)
アニソン的要素を感じる。ノイタミナ枠の主題歌っぽい。JUMPのアニメ作ってくれないか…じゃんぱみたいに抽選にしてくれてもいいから…!
イントロのシンセ、ラスサビの転調もめっアニソン。でもJUMPが歌うとちゃんとJUMPのアイドルソングになるんだなぁ、枠にはめてみてもはみ出しているもの、これが個性というものなのですね。

Cメロの
伊野尾:風の匂いも
有岡:雲の流れさえも
の流れがすごく良くて!いのありの声って並べることによって曲にスパイス効かせられるし伊野尾くんの特徴的な高い甘めの声が有岡くんの声によって一段階クッション置かれて全体に馴染む感じがするのです。
惜しむらく?はタイトルがもうちょっとキャッチーでもいいのになぁと笑。


04.SHen SHera SHen /B♭m→G#m
イントロがG#mの調性だからあれ!?って思っていたらサビで戻ってくる不思議な響きが。Bメロも変わった進行でおもしろい!
最初、キスマイのしははのパクリっぽいタイトルだなと思ってすいません笑。
むしろちょっとNEWSっぽい(わたしの個人的なイメージです、すいません)感じがする。歌詞の意味合いがどうこうよりも言葉で音遊びをしているけどキャッチーで耳に残る感じとサビのリズムが。
シェン シェラ シェンゲ パンダリロン♪
パンダリロンが耳に残る。パンダ理論って何だろう。


05.ウィークエンダー/Em→E
キター神曲!!!!!
2014のJUMPの最高傑作。他ユニ担の方々もきっと大好き、今後ずっと歌い継がれていきそう曲トップに入ります…よね?笑
イントロから神曲だと分かる曲。その上、隙が無い。アレンジもメロディも完璧、ラップを全員で回すところもキャッチー、そして客も一緒に踊れるナイスな振り付け。

以前、「水木金じゃまだ早い、日月火じゃもう遅い」って正に今の、ブレイク超寸前、勢いよく階段を駆け上っているJUMPにぴったりだと書いたのですが、もう今がきっとギリギリだと思う。太陽は登り始めてる(と思いたい、期待もこめて!)。
(すごく個人的な気持ちを書くと、私は自分が好きになったアイドルにはとんでもなく売れて欲しいです。アイドルという、プラベもヘチマもない上に謂れのない誹謗中傷を受けることもあり、人に見られることを意識する過酷なお仕事を選んでくれた人たちのお陰でこちらは楽しい人生が送れているので、せめて年を取ってもそれまでの繋がりでちゃんと何かで食えてて欲しい、食いっぱぐれないで欲しいと願っています。あんなにキラキラしていたのに転落人生を歩んだアイドルも見てきた身としては、今応援している人たちにはその道を極力歩んでほしくない、だからこそたくさん評価されて実力をつけて足場を作って欲しい!ってある種の激重な気持ちがあるのです笑)
この曲がJUMPのこれからの飛躍本当の意味でのスタートダッシュを切ったと言われる日がいつか来るぞ!なんて期待を寄せつつ楽しみにしているのであります。


06.キラキラ光れ/C
おなじみ、ハウスさんのカレーCMの曲。今回メディアに出ているのはこの曲。MVになったのもこの曲。このMVはきちんと時間とお金がかけられていてダンスパートもあって素晴らしいです。
キラキラダンスとツンツンダンスがかわいい。とにかくMVも良いしコンサートで是非拝見したいです。
ついこの前まで子どもだったJUMPが今の子ども向けに「夢を見る子どもたちが増えれば」と歌っているところに時の流れを感じて胸が熱くなるのです。単なるキラキラのアイドルソングではなく、JUMPが大人になっているのだとその成長をふと実感させてくれる曲。


07.愛よ、僕を導いてゆけ /F#m→E
イントロでAmと思いきや…F♯m!かっこいい〜!!イントロのキメが歌謡曲ぽさを醸し出しているってことかな。わたしはこの曲がお気に入りです。
美しいメロディに振り向かれない男感のある歌詞、でも意志の強い歌詞で、若い男性にしか歌えないこの感じ、いいなぁ。タイトルもハッとするしキャッチーですごく良い!
パッと聴きはAメロはキンキを、サビは嵐のBelieveを彷彿させる(Twitterにも書きましたが)。サビに関しては冒頭のド♯レ♯ミミミミ…と上昇するメロディと16分音符のリズム割、コード進行が似ているから似ていると感じるわけだけど、それはつまり…ラディカルに言えば他Gの皆さんカモン!!曲だなぁ、と。どのグループが好きだった人も拾うぜ的な意気込みすら感じる。
前作smartの時もこれは担降りカモン!準備できてるぜ!アルバムだななんて言っていたのですが、前作のFOREVERや今回のBoys Don’t StopのKAT-TUNぽさ、今回のSHen SHera SHenのNEWSぽさ。先輩方「っぽさ」を自分たちなりの表現で取り込むことでもっと更なる飛躍を…!そしてJUMPにしかできない団体カワイイ芸曲も他グループに影響を及ぼすだろうし影響し合っていくのかな面白いなぁなんて思っていたりする。


08.Fever/Am→Bm
まず最初に思ったのが。ルパン三世イントロの話です。16ビートばりばりです。
ちょっとV6ぽいアゲ曲!と思ったAメロ、しかしサビの錦飾れよいよいよい!はエイトっぽいし…って矢鱈めったらぽいぽいうるさい!と思われそうですが、個人的には◯◯っぽい!と思えるものが見つかるのはすごく楽しいのです。むしろ他Gの曲でJUMPっぽい!と思えるものがあれば教えていただきたい所属です。因みに、JUMPっぽい!というのは昔のカミセンっぽいに近しいものがある、と思っております。

ところでこの曲はまず有岡くんの「そこのけそこのけ よりどりBoom Boom 」と「よろしく」でもれなく死人が出るでしょう。地声混じりのがなり混じりの歌い方がすごく合うよ〜!男の子!!って感じです。
そしてサビ前4小節くらいしかないBメロは1番2番共に伊野尾くんが担当していますが、驚くのはその声の音域
の広さです。ヘ音記号ドあたりは女性には厳しい音域。そして後に出てくるペットショップラブモーションでの高音もクリアに張り上げずに地声で出せる伊野尾くんはかなり使える逸材では。低い声は少し出しづらそうに声帯を下げている感じがわかるのがたまらないです。


09.Boys Don’t Stop /Em
前作のFOREVERが一瞬頭を過るゴリっとしたナンバー。FOREVERよりはライトだけど格好良さに寄った楽曲。

薮:もっと手伸ばして このまま Touch the sky
山田:So get up さあ、行こう

ここが至高!薮くん声にハリが出てきた気がします。しっかり芯のある声になってきてる!!
そして山田くんの So get up!にリバーブが一切かかってないのがたまらん!本当に時代のセンターになるために生まれてきた人の声だ…!


10.Dangerous/B♭m→Bm→Em
これ、冒頭、何となく昔のマリスミゼルっぽいなって思いました。あまり詳しくないのにすみません。ちょっとバロック風のアレンジが…!
このAメロの半音上がりの転調おもしろい。

薮:深い夜の闇へ消えてくその背中を〜

この世界観の冒頭に薮くんの声を持ってきたことが最高。ここだけ何度も聴きたいくらいである。
薮くんは私の中では歌が上手いのではなく声が特徴的で素晴らしい分類なのですが、耽美な世界観に本当に似合う声をしている。今回のアルバムで声の芯も太く艶やかになっているからこれからがすごく楽しみです。

でもサビ、すっごいV6…!?(これもどちらかといえば昔のだけど)。素晴らしいヒーロイックなサビ。
僕はVampire的世界観なのだそうですが、サビの疾走感でこっちも我に帰る。そしてサビで伊野尾くんの「溺れてくよ」が甘すぎて麻薬のようだ…!

耽美な世界観と男の子感のある疾走感がミックスされているのに世界観はきちんと確立されている不思議な曲という印象です。私の中ではこれはスルメ曲です。


11.Chau♯/D
私たちおたくに衝撃を与えたせんせーしょんズとアルバムの間に発売されて若干影が薄い印象が拭えないシングル曲ですが、シングルのビジュアルがまず最高に素晴らしかった。かわいい専門のアーティストさんに作って頂いただけある。
こんなあざといかわいいをやっても似合ってしまう成人男性の集団は世界中を探してもHey!Say!JUMPだけです!!
伊野尾くんの「ぽぉhぷではぁhぴぃなfふたりぃ〜♪」の子音の発音、そしてわずかに裏返る声が至高。麻薬。
早く現場でこの世界観を味わいたい。


12.ヨワムシ★シューター/E
これがバンド曲になるなんて、という前情報が与えられてしまいましたが笑。なるほど、ノリノリのごきげんロックって感じだもんね。ハンドクラップしたくなる。
この曲が終盤に来ることで夏の終わりを感じてしまうわたしです。ここからの流れで明日へのYELLなんて聴いたら私たちのあの夏は終わるわけです…切ない!この曲がここに組み込まれているのがたまらないです。
この曲は私の中ではかなり嵐っぽい1曲です。サクラ咲けとサビはコード進行とメロディが似てたりするからかな。ヨワムシの方が半音キーが高いので夏感があります。


13.明日へのYELL/C
2014年最高の夏曲その2。
中島裕翔りん初主演ドラマ「水球ヤンキース」主題歌でした。水球面白かったなぁー!毎週楽しく見てたなぁ。
この曲とWEセットで2014年のJUMPの怒涛のメディア露出からの爆売れの未来よ。コンサートでのこの曲でのチョコミント衣装が最高に可愛かったし、そしてタオル回しのときの伊野尾くんの愛らしさも記憶に新しいです。
この曲は若いときしか歌えない最強の青春ソング。泣いたり笑ったりして手に入れた青春の宝物。もっと大人になってから歌う場合、きっとこの夏を私たちは思い出すのだ。音楽は思い出と結びついてずっと心に残っていくのである。


14.Farewell/Bm→D
あぁこれもアニソンぽい!アニソンのバンド曲っぽい!!疾走感が良いしシンセ×ブラスのキメやオカズの入れ方がすごくいい。エモいメロディも最高。
Cメロの有岡くんの「目には見えないその心でさがそう」の入り方にはっとする。有岡力を感じる、その果てしない主人公力を!!
この曲を聴いていて昔の少クラを思い出したんですよね。少クラエンディングのご機嫌曲みたいだなぁと。


15.Very Very Happy/A♭→B
イントロ冒頭D
やっとここでミディアムサウンドの登場です。少しほっとする配置でありがとうございます!
コンサートの最初のクライマックスで使われるんだろうなぁ、みんなが挨拶したりするところ!なんて想像するのが楽しくて。この後に殺せんせーションズがくるのがズルい!まるでコンサートみたいではないか。アルバム1枚通して聴くとすごく楽しいポイントです。是非とも通して聴いて頂きたいです。


<初回1 Bonus Track>
01.殺せんせーションズHey! Say! JUMP ver .)
C
山田涼介くん初主演映画「暗殺教室」主題歌でした。
せんせーしょんズさんのカバーということで…歌割りが変わってる!!!あ、違うグループでしたね。
裕翔りんから始まると一気に曲にゴリっとしたロック感が増すなぁ。太くて魅力的な声になったなぁ裕翔りん。
アレンジも変わっていて打ち込みサウンドというよりバンドサウンドに寄っているんですが、これが裕翔りん始まりにめちゃくちゃ合ってる!!
これはコンサートではどうなってしまうのでしょうか。うっかりバンド曲になったりする…?そのときは伊野尾くんはシンセリード弾いてください是非。しかしわたしたちは麗しのギークにゃんには会えないのでしょうか?

ヌルフフフ楽しかっただろうなぁ。笑。

前回せんせーションズについて書いた記事はこちらです。pdaypari.hatenablog.com



02.DISCO JOCKEY!!! /Fm→E♭
この曲ずるい!!のりっのりのディスコサウンド×ラップのAメロが気持ちいい!有岡くんと光くんのラップのやりとりがめちゃくちゃかっこいいからヒルナンデスでここ紹介して欲しいくらいですし、ヒルナン主婦の皆さまに聴いて頂きたいのに何で初回にしか入ってないの、勿体無い!!
そしてエモいメロディにばりばり四つ打ちのズルすぎるサビ。こんな曲好きにならないわけがない。
私には見える…数年後、新しくなった国立競技場で大きくなったJUMPが一度しっとりしたりナンバーが終わり、日が沈んで暗くなった後にこの曲でぶち上げる姿が!!

伊野尾くんのラップ部分「第2コーナー曲がったらこっそり抜け出そう All right」がやばい。このイケナイ感を伊野尾くんに与えて下さった歌割りの神様に感謝しかないです。※もはや神に感謝をしだす始末。


因みに、ベースはハマ・オカモトくんが演奏されているそうです。めちゃくちゃグルービンでソロもめちゃくちゃかっこいい。痺れる!!


書きたいことを少しでも短くまとめたつもりです。思い出したら追記するかも知れませんが取り敢えず公開します〜