煎餅の記録

Hey!Say!JUMP多め

そして誰もいなくなった 最終回

終わってしまった!!
お疲れ様でした。あんな伊野尾くんこんな伊野尾くん…顔がかわいくて美しくて(バーテンダーの衣装も色んなパターンをありがとう)穏やかで若奥様風もアリ、ドキドキの展開もあり、そして狂ってて孤独な犯罪者の伊野尾くんが見られてドラマって最高やな!と、楽しく見てました。終わり方には疑問だらけですが笑。
キャストの皆様スタッフの皆様お疲れ様でした。

どこが双子やねん!!な最終回でしたが笑、全然伏線回収できてないやんけー!!伊野尾くんのイメージビデオ編集で尺取りすぎちゃうか!(本当に色んな伊野尾くんが見られてどの完成度も高くて日テレさんには足向けて寝られません)くらいの気持ちになっていたんですが(ひどい)、公式サイトで「シーズン1終了」とあって…まさか…まさか…続編?と。
西条役の鶴見辰吾さんのつぶやきの「西条をこれからもよろしくお願いします」や、脚本家の秦さんの「一旦終わります」も気になる。伏線がいくつか監督のツイッターで補足されていたけどそれっていいのかな…できれば作品の中で描いてほしい!と思いました。馬場の生死は視聴者に委ねていいと思うんです。しかし斉藤の遺体の件はダメかと…。
(1個前に書いたブログに大体の疑問点などは書いてあるのでもし良かったらご覧くださいませ…)

日下家の出発のシーンの手の包帯は巻きミスかよ…おい…ってなりました。笑。
あと、あの傷はナイフで付けられたものだよね?って。あの距離で撃たれたら火傷するというか指ごとふっ飛ぶよね?と思いつつ。

さて、ここで気になっていた監督のつぶやきを思い出します。「日下は嘘をついてない」が呟かれた時の日下の台詞「両親の顔を知らない」。ここが整合性が取れないなぁ?
これは監督のつぶやきが正しくて日下が本気で言ってるとなると…両親の顔を知らないもう1つの人格があったということにはならない…?
そうなると、日下は二重人格だったの?って思えてきて。

トモヤ、と恐らく本名で呼ばれた時に日下が万紀子にキレるシーン。
日下「俺をその名前で呼ぶなよ!俺は瑛治だ。他の名前は捨てたんだ」(このシーンはカラフト伯父さんで悟郎ちゃんにキレるシーン彷彿させて泣けた。私にはあの白の軽トラが見えたよ、徹くん…)の、「他の名前」も気になった。元の名前、じゃないのかい?

(因みにパーソナルナンバーを売るって件は私にとっては今ひとつピンとこなさすぎました。ファンタジーにしてももうちょいリアリティ欲しかったなぁ…裏社会のことをもう少し描くとか。)

「刺せよ!!」と新一に向かって叫んだ日下のシーンは良かったなぁ。孤独からの自己否定感があの瞬間に一気に噴出した感じが。母親に捨てられたことからの自己否定感と藤堂父の葬式で見てしまった光景で新一を実の息子のように思えてしまった母を見て更にそれが加速し…自分の言いなりになる母、息子として可愛がられる新一への憎悪。消えたい、っていう気持ちと隣り合わせで自己否定の塊の「トモヤ」を捨てて「瑛治」として生きてきたのかなぁ。お金はある筈なのにトモヤを捨てる為にパーソナルナンバーを売ったっぽいし(※監督のつぶやき)。しかし…それなら誰かのパーソナルナンバーを買えばいいのにね?他の誰かになるのは嫌だったのか?
あと、新一に対する捩れた愛情もある感じがする。万紀子が新一のことを本当の息子に思えて愛してしまったように、日下も当初は憎しみしかなかった筈の新一に触れ、そのまっすぐさ(いい奴だし)に絆されてしまったのではないか。母親の気持ちが分かってしまった、「理論的整合性が全く取れ」なくなってしまった。
そして計画は進んでいき、その最後が「俺を殺してみませんか」の名台詞につながる(この台詞を伊野尾慧に言わせたかっただけだろ!!正解!!!)。そんな俺を殺してしまいたかったのは日下くん自身?

新一の周りからどんどん信じられる人を奪い、自分だけに依存させる日下。そしてその上でどん底に突き落とす予定だったんだろうけどもうその時には新一に対して情が芽生えていたんじゃないかな?という気もする。
というかこの場面をここまで丁寧に描くならその他の伏線も丁寧に回収して欲しかったなぁぁ。


馬場と砂央里は本当に死んじゃったのかな?砂央里はわかるんだけど…馬場の遺体は見つかってない。しかも砂央里の遺体は全くぐちゃぐちゃにはなっていないし(日下は想像で言った?)。
馬場は狙撃手もしていたけどその場合、日下が黒幕と知っていたことになる。そうだとするとあの日下の家での束の間の幸せな日々は嘘ということになるけど、「あの時友情は確かにあった」らしいし。でも、馬場、砂央里は日下が黒幕と最初から知って協力していて新一を騙していたということでいいのかな。ってことは自分たちのパーソナルナンバーなんてどうでも良かったのかな?
ドローンを引き返したのは日下のセリフからだと気まぐれっぽかったけど…それならきちんと飛ばした先の案があったことになるが、そこが今ひとつわからなくなる。
馬場はどうやら万紀子の脚を引いたダンプの運転手のようで…。それを知ったのは後日なんだろうけどそれは日下が馬場と知り合ったことと関係あるのだろうか?馬場だけファーストネームが無いのも気にかかる。業者だよみたいなことは言ってたけど馬場はパーソナルナンバーにが変わる闇の業者の人間ということかな。

そもそも高校もロクに出ていない日下にハッキング技術を教えたのは誰?独学なの?新一のパソコンのデータも抜いてるし。もし独学ならそういうことに関する台詞が欲しかったなぁ〜。
西条の小山内への言葉も気になる。「有能な奴と勝負して勝つ。これ以上の快感はこの世にはない」…日下ってそんな有能かなぁ?確かに有能なんだけど…しっくりくるようなこないような。

日下の消息が分からないこともかなり気にかかる。野良猫みたいに…ってそれは完全に伊ニャーくんじゃないですか!笑。ファンタジックすぎやしないか。伊野尾くんがにゃんこになってるだなんて。最後ににゃんこという性癖ぶつけてくるそし誰公式さん流石っス!
しかし記憶喪失になり新しい人格として新一の前に現れて続編とかになりそうな気もする。

万紀子が「私のこと全部消してね」って言った真意は何だろうと思うけど、全部消えたのは日下だった。「そして誰もいなくなった」は日下視点の言葉なのか…って。謎解きスピーカー7の声の主は日下だった=仲間はずれは日下。馬場、砂央里、母親、そして「憎んでいた筈の新一」。誰もいなくなって、日下の世界は完全に孤独になる。
万紀子にシャツを掛けていなくなった日下が最後までマザコンというか。でも母親によって復讐を終わらせられたんだよね日下くん…。万紀子を刺した時はどんな気持ちだったのかなんて言葉で書き切れない愛憎が渦巻いてるだろう…あれでもこれでもある、みたいな…。ずっとこの女!って言ってたのに最後に母さん、って言った日下くんには涙が出ました。
(脱線するけど、万紀子には藤堂家の財産があった筈なのに看護師長になるまで働いてたの?というのは謎。日下くんに一括で7000万も払うような家だよ!?しかも秋葉原から歩ける好立地にアパート経営していてKingも借りれるし、別荘まで持ってる。あと、お金の為に藤堂家に嫁いだと言ってはいるけど看護師長にまでなったら大学くらいまでなんてサクっと行かせてあげられるくらいの収入があるのでは?…突っ込んではいけないところなのかな笑。水商売で生計を立ててた、とかの方がリアルだよなぁ、、と)

川野瀬を殺したことについては目撃者多数だろうし、証言もあるだろうから日下、逃げられないのではと考える。その辺でのたれ死んでいたら普通に見つかるよね?もしかして斉藤の死体を隠してあった場所で死んでる可能性はあるけど。

日下がガチの黒幕というには動機もろもろがショボくないかな?と思ったりはする。単に母に捨てられてその後も自己肯定ができなくなるように母に育てられてしまってあぁなってしまって、動機は復讐ってそれだけ?
最後まで新一くんってくん付けしてるし、言葉も敬語になったりしてるのはこれは二重人格なのか…とも思ったんだけど元々は心優しいいい子なんだろうね。何というかラスボスにしては全体的に弱い。本当の名前が友哉くんだってところが泣ける。友だちの友。
死んだのでは?と思われた日下はいなくなってるし「あの出血量」とか言ってたけど全然出血してない。ってことは…日下が双子じゃなくても黒幕は別にいるる!?ってなってしまったのであった…(日下くんの顔が可愛すぎるから黒幕にしたくないとかいう理由ではなく)。その復讐心を黒幕に利用されたとか。
7つの大罪もよくわからん。ドローンが7機ってことかね。新一の周りからいなくなった(死んだ)のは7人だけど関係ある?
世界を孤独に、って日本国民全員が日下のように「何者でもない」者になるようにするってことなんだと理解してたんだけど、それ自体もどうでも良かったみたいな物言いが釈然としない。どうでもいいならやる必要あったんかな…

あと、斉藤が咄嗟の事故で死んでしまったことは日下の想定外だったんじゃないかと思ってるんだが…どうなんだろう。

日下の墓に見立てて積み重ねられた3つの石。日下のお墓って書いてあったけど馬場、砂央里のお墓でもあるのかな。パーソナルナンバーが無くてお墓建てられない3人の。そんなことを考えてしまったけど日下と馬場生きてそうじゃん!笑

西条と小山内のラストのシーンは何故あそこで西条の亡霊が出てきたのか謎すぎる。小山内にそういう癖があるシーンをこれまでにも挟んでいてくれたら分からなくはないけど…。

長々と書きましたが言いたいことは1つ。続編ください。そのつもりで作ってるよね〜?っていう。

全部書ききれなかったけど睡魔に勝てないのでおやすみなさいなのでした。

最後に一言言いたいのは、伊野尾くんにはこれからどんどん演技仕事が来るだろうな。ご本人が以前雑誌で意欲を示していたからそうなると本当に嬉しい。
こんなにフックのある重要な役を与えて貰える、しかもそれが本人の本来持つイメージの延長線上にある(こういう役が自担にほしい!と思えるという意味)、そして伊野尾くんご自身がそれを再現する表現力の著しい成長を見られる。とても楽しい日曜の夜を過ごせた3ヶ月間弱でした。

※一部聞き間違いがあったことを指摘頂いたので該当部分を削除しました。コメントありがとうございます!!