煎餅の記録

Hey!Say!JUMP多め

暗殺教室を観た

 

先日、やっと願い叶って暗殺教室を観に行けました。舞台挨拶に行けないなんてJUMP王国の非国民なのは重々承知なのですがどうにもスケジュール調整がいかず…滝汗
 
単純に言います。とても面白かったです。もう一度観たい!
原作が好きで毎週ジャンプを買って読んでいるのですが、あれやこれやの膨大なエピソードがうまく取捨選択してまとめられていたと思います(ストーリー知らない方にはどう映ったのかは分かりませんが)。あぁっ、そうまとめたか!っていう。
 
原作ファンとして一番の不安要素は実はビッチ先生でした。できればハーフとかの女の子(巨乳)にやってほしかったー、なんて一原作ファンとして失礼なことを思っていたことを反省しました。これがなかなかどうしてかわいかった。声がめちゃくちゃ可愛いからでしょうか。妙にしっくりきていました。
 
私のリア恋桔平様が終始格好良かったことにも何の悔いもありません良い人生だった。
 
さて、今回は我らがHey!Say!JUMPのエースどころか次世代ジャニーズ事務所のエースこと山田涼介さんの初主演映画ということです。初主演、という言葉は一生に一度しか使えません(カラフト伯父さん初主演も一生に一度、なのであります)。
 
そんな記念すべき映画が、集英社J STORMが総力を挙げて作った映画であることは本当にそれ自体が記念すべきことだなぁと。これが初主演映画ってすごいよ、山ちゃん。
 
何がすごいって、原作者の松井優征先生が前作・脳噛ネウロを連載していた時、連載が終わる回数(少年ジャンプはアンケートハガキなるものがあり、その人気投票の順位で連載が切られるかどうかが決まるんです)に合わせて終わり方のパターン全てのネームを切っていた(※みたいなことを仰っておりました)そうなのですが(確かまだまだ人気連載だったけど、自分で終わらせると決めて終わらせたんですよね)、そこまで頭のキレる先生の前回を越えるレベルで面白い作品なんですョ。
 
伏線の張り方もそうですが、何より生徒が先生を殺すという異例の事態が、あくまで中学生の日常生活の中の一コマに溶け込んでいる内容そのものがとんでもない。
 
月を破壊し地球を滅亡させる予告をしたとんでもない超生物が、何故か進学校(江戸時代の日本でいうところのえた・ひにん的な手法の差別が行われている異常な義務教育の現場)の差別されている側のクラスの担任となり、差別されていることに慣れ、思考停止していた学生たちに自分を暗殺するための技術を通じて勉学や生きていくための超スキルを授けることによって自信を付けさせ人間として成長させていくストーリーなのですが、自分を殺させるという目的の為の手段を通じての人間育成ってめちゃくちゃ重いはずなのにかなりコミカルに描かれています(あのキャラクターデザインが一役買ってる)。
 
これだけで一癖ある、そして少年ジャンプの超人気作品です。私の周りにもファンが多く、周囲では実写化に否定的な意見をちらほら聞きました。私自身、こんな話、よりによってまだまだ話の一番大切なコアの部分が全くわからない(明かされていない)作品を実写化なんて安直すぎるのでは…なんて思ったこともありました。
 

ところがどっこい。

蓋を開けてみたら、映画公開後のタイミングで、何とジャンプでの連載が急展開。映画の続編として作ることもできそうな内容の、物語のコアの部分が明かされていくではありませんか。
 
やられた。これ、全部計算されてたんだ…。
 
そして、ここで殺せんせーの声、二宮和也さんに触れておきましょう。
 
せっかくの山ちゃんの初主演映画なのにニノが声を担当していたことが明かされたことによって報道陣の皆様の興味がそちら側にいってしまったとか、ヒットしたらニノのお陰だとか言う嵐側のファンの方に対してあれこれだ、何だかなぁぁと思うようなそれぞれのファンの方によるつぶやきがあったと伺っております(マイナスな記述をしましたことをお詫び申し上げます)。
しかし、しかしね。
 
 

原作を今すぐ読んでくれ。

たのむ。
 
確かに映画を観終わったときのクレジット、二宮くんが中々に目立っておりました。私の周りで、声優さんでよかったやんかーなんていう声も少しだけ聞きました。
よくないねん。これが。観てからわかった。
原作読んでもらったらほんとにわかる。殺せんせーの重大な秘密が明かされてるんや、今まさに。
そして、この役を演じられて、かつ、声優もこなしてくれる俳優さんが必要だったんですよ…それがまさにニノ。
山田くんと先輩後輩の関係にあるニノが、生徒役の山田くんに対する先生を演じることも胸熱案件ではありませんか?先輩後輩ですよ!
読んで頂けたら、これはニノにしかできないのでは、なんて思う役柄なんですわこれが。松井先生、ずるいぞ!!
 
渚くんも、あの複雑なキャラクター(ネタバレになるので割愛)を演じられて主演を張れる男の子、、、中々いない!
しかも集英社さんが同時期にアニメ化までして、総力を挙げて作るからには映画初主演の男の子なんて、よりによって今まさに人気急上昇中のHey!Say!JUMPのセンターだなんて、せんせーしょんズなんてグループに扮して主題歌まで担当できるなんて、こんな素晴らしい人選はないよ!ということで、全てが勝ちの選択すぎて本当にやられた!と。こんな作品が初主演、ほんとうにほんとうに!すごい!
 
 
そして、テロップに
to be continued
の文字が記載されていたことを報告申し上げます(※映画館で聴くギークにゃんの歌声は最高でした)。
 
つまり、続編を…最初からやる気だー!!もう既に撮り終えている可能性があると個人的には見ています笑。何故ならその方が早いから…色々…。
 
続編たのしみにしております。
 
 
ちなみに、山ちゃんが自分がマッチョなので弱々しい男の子を演じることを危惧しておりましたが、たしかにぱっと見、強そうでした笑。しかし山ちゃんの演技力の賜物で、口を開くとほゎほゎちゃんのょゎぃ子に見えたから不思議!ってことも書き加えておきます。